子育て支援、里親制度の周知強化「すくすく子育てファミリー」NPO法人取得へ 

 子育て支援などに取り組む軽井沢町内の3団体がこのほど、NPO法人の取得に向け、設立総会を開いた。NPOの名称は「すくすく子育てファミリー」。家庭で子どもの一時預かりを行う「子育てサポートあさまっ子」、育児に関する悩み相談や会報誌を発行する「軽井沢いきいき子どもネットワーク」、里親委託の推進に取り組む「佐久地区里親会」が結束し、1法人による運営に移行する。子どもの健全育成に向け、自治体や関係者と情報を共有し合い、活動の幅を広げるのが目的だ。

 設立総会には約30人が出席し、活動計画や予算などについて承認した。夏頃には認証を得られる見通しで、今年度は会員、賛助会員を増やすなど準備期間に充てる。これまで各団体で行ってきた活動を継続し、サロンや研修会を開くなどして里親制度の周知に向けた取り組みを強化する。

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 佐久地区里親会の会長で、理事長に選任された市川フロスト和美さんによると、養護を必要としている児童が里親のもとで養育されている割合を示す里親委託率は、全国平均15.6%に対し、長野県は10.1%(平成26年度)。里親制度について市川さんは「あまり知られておらず、最初の一歩を踏み出せない人が多いのが現状。制度の良さを広め、里親委託率向上に繋げていきたい」と話した。

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