ISAK生徒がベトナムに本届けるプロジェクトを企画
インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)の2期生7人が、ベトナムの小学校に本を届けるプロジェクト「ブックベトナム」に取り組んでいる。3月25日には千ヶ滝西区公民館で行われた本に関するチャリティーイベント(せせらぎ文庫主催)で、英語や日本語の本の寄付を呼びかけた。
メンバーはベトナム出身のサムさん、ズイ君、日本人の刀祢春歌さん、中野由起子さん、タイ出身プーム君、マレーシア出身のハナさん、チリ出身のサラさんの7人。創造性・活動・奉仕を学ぶ授業「CAS」の一環として、ベトナムのソクソンにある小学校に本と文房具を寄贈するプログラムを2015年9月から進めている。2017年の夏頃に自分達の手で本を届け、現地の子供たちの識字率向上に貢献することを目指す。
千ヶ滝西区公民館の一角にある「せせらぎ文庫」でISAKの生徒がボランティアを行っていた縁から、同所での25日のイベントが実現した。約15名が足を運び、日本語や英語など、目標の200冊を大きく上回る約650冊の本が寄せられ、文房具購入のための募金も行われた。集まった本は現地でベトナム語の本に交換し、小学校に贈る予定。「海外に向けた活動だが、地域の人達に助けられている」と刀祢春歌さん。
本を寄付した町内在住の森永光子さんは「学生が自ら企画し、行動に移しているのは素晴らしいこと。地域との関わりに積極的なのも嬉しい」と話していた。
プロジェクトの活動はブログでも発信している
(https://bookvietnam.amebaownd.com/)。