在日イタリア大使館参事官、軽井沢へ 園児ともふれ合い
9月に軽井沢町で開催される「G7交通大臣会合」に先がけ、在日イタリア大使館のビエルルイジ・トロンベッタ一等参事官が2月19日、軽井沢町を視察に訪れた。会合を一過性のものにせず、各国と末永い良好関係を維持したいと、長野県と軽井沢町、軽井沢町観光協会が招聘した。
参事官は軽井沢西保育園を訪問し園児らと交流。年中、年長の園児がイタリア歌曲をベースにした童謡「黒ネコのタンゴ」「鬼のパンツ」のほか、「うれしいひなまつり」を歌って歓迎。年少園児はひなまつりに合わせ、色を滲ませたコーヒーフィルターなどで作った「壁掛けのおひな様」をプレゼントした。
同保育園ではこの日、イタリア料理の特別給食(ボロネーゼ風スパゲッティー・イタリアンサラダ)が提供され、参事官も園児とともに味わった。年長の山口美緒ちゃんは今年1月、町内でイタリアンレストランを営む父親とイタリア旅行へ。実際に訪れたピサのドゥオモ広場を描いた絵を見せると、参事官は「あなたは素晴らしい画家ですね」。参事官退場の際は、事前に覚えたイタリア語「グラッツィエ(ありがとう)」とあいさつし、みんなで見送った。
軽井沢初訪問の参事官は「私はアルプス近くの出身なので、軽井沢の山の景色を見ると懐かしさを感じる。東京からも近く、会合を行うのに素晴らしい場所。G7は、イタリアの人に長野県や軽井沢をより知ってもらえる良い機会になると思う」と話した。参事官はその後、会合の予定地など町内を見て回った。
(写真左上:年少園児から「壁掛けのおひな様」を受け取るトロンベッタ参事官。右下:イタリア給食を囲んで交流)