軽井沢署、警察犬ユズと訓練士に嘱託書交付
軽井沢警察署は2月16日、追分の警察犬指導手加藤友香さんに警察犬嘱託書を交付した。加藤さんは同署からの要請に応じ、警察犬とともに、犯人の追跡や行方不明者の捜索などに協力する。嘱託期間は1月1日から12月31日。
警察犬は加藤さんが所有し、指導しているラブラドールの「ヒガシ・カルイサワ・ユズ」号(通称:ユズ)。11才のメスで、日頃から特定の匂いを嗅ぎ分ける訓練を積んでいる。加藤さんは2008年から毎年、警察犬の嘱託を受け、2015年はユズとともに行方不明者の捜索で数回出動した。
加藤さんは「私が制服を着ると、ユズは『行くんですね』という顔つきになる。年をとっても、探すことに対する意欲は衰えていない。犬の能力を生かしお役に立てるようにしたい」。高齢者の増加にともない近年、軽井沢でも行方不明者の捜索事例が増えている。小澤勇署長は「人間にはない力を持っているので大変心強い」と話した。