妊婦や子育てお母さんに安心を「ママサポートタクシー」
タクシー会社第一交通の軽井沢営業所は、妊娠中の女性や子育て中のお母さんに向けたサービス「ママサポートタクシー」を3月18日から始める。自宅やかかりつけの病院などの情報を事前に登録してもらい、家族不在時の陣痛、子どもの急な発熱時などに、連絡を受けたらスムーズに対応できるようにする。
サービスは妊娠中の女性と3歳未満の子どもを持つお母さんが対象で、利用者は自宅の場所、かかりつけの病院、出産予定日などを同社のホームページやファクスから事前登録。同営業所は、登録者から連絡があれば、繁忙期でも優先的に配車する。昼夜問わず、365日対応。登録は無料だが、利用すると通常のタクシー料金がかかる。
運用開始を前に、同営業所のドライバーが2月15日、長野県助産師会の研修を受けた。重さ10kgの妊婦ジャケットを順番に装着し、タクシーの乗降を体験すると、「こんなに重いのか」「靴を脱ぐのも大変」。その後、妊婦を乗せるときに気を付けることや、できるサービスについて話し合った。
助産師会の内堀抄子さんは、妊婦は特定の匂いが苦手になることがあるとし、「『車の中の匂いは大丈夫ですか』と声かけしてあげて」などとアドバイス。中條光雄所長は「ママサポートタクシーに登録してもらうことで、少しでも妊婦さんやお母さんの安心に繋がれば」と話していた。
問い合わせは、TEL0267-42-2334(第一交通株式会社軽井沢営業所ママサポートタクシー専用)。