ボランティア・NPOの「みほん市」、軽井沢中部小児童「記者」3人奮闘
軽井沢町内で活動するボランティアグループやNPO法人などが活動を紹介し合い、交流を深める「ちいき活動みほん市」が1月31日、軽井沢町中央公民館で開かれた。ボランティアセンターなどで作る実行委員会の主催で6回目。自然や動物、観光、スポーツなど、様々な分野の43グループが出展し、約200人が訪れた。
花や野菜作りを広める活動をする「花と緑の仲間たち」は寄せ植え体験コーナーを設置。昔の遊びを伝える「お手玉の会」はお手玉作りやあそび体験の場を作り来場者と交流した。
この日は、軽井沢中部小の児童3人が「記者」となり、出展グループの活動内容などを取材して回る企画もあった。内容を一人一枚の壁新聞にまとめ、最後にステージ上で発表した。
3年の尾島美空ちゃんは、ニホンリスの保護活動をする「軽井沢ニホンリスの森プロジェクト」や生物多様性の保全に取り組む「あーすわーむ」など、動物関連のグループを中心に取材した。「知らない人に話を聞くのは少し恥ずかしかったけど、優しく答えてくれて嬉しかった」。
4年の森谷真衣ちゃんは、参加団体にアンケートを配り、活動を続けて行く秘訣などを尋ねた。その結果や取材した内容をまとめ、4コマ漫画も入れて紙面を構成。「テレビのニュースではアナウンサーの人しか映らないけど、映っていない記者さんの大変さがよくわかりました」。
5年の高橋大助君は、興味がある6団体に、活動の内容や取り組んでいて楽しいことなどを質問しQ&A形式でまとめた。「色々な話が聞けて楽しかった。沢山のボランティア活動があると知ってびっくりした」と感想を述べた。
発表を聞いた町内の男性は「2時間の短い時間の中で、よくまとめたと思う。感心する」と話していた。