養護老人ホーム「静山荘」旧軽井沢から追分へ 新施設で竣工式
社会福祉法人法延会が運営する養護老人ホーム「静山荘」が、旧軽井沢から追分の浅間サンライン沿いに移転する。完成したばかりの新施設で10月7日、移転・竣工式があり、周辺自治体の首長や建築関係者ら約40人が出席した。
建物は鉄骨造り2階建てで、延床面積約2600㎡(敷地面積約4900㎡)。定員60人で全室個室。ショートステイ専用の10床も設けた。1階中央に共用の食堂、2階には地域住民と利用者が交流するためのスペースも設置。総工費約6億3600万のうち、約2億7300万円を県が補助した。
旧施設(1984年建設)は老朽化が進み、2人1部屋の居室は利用者同士のトラブルに繋がるなど課題を抱えていた。9日には利用者が移動し、15日から旧施設の解体が始まる。
法延会の古屋野順友理事長はあいさつで「ここからが一つのスタート。心を一新して、利用される方が幸せに過ごせる空間を目指して邁進していきたい」と話した。