軽井沢町の中田裕美さん、陸上・砲丸投げで「INASグローバルゲームス」出場へ
9月21~26日、エクアドルで開かれる知的障害者の国際総合競技大会「第4回INASグローバルゲームス」(主催:国際知的障害者スポーツ連盟)に陸上競技・女子砲丸投げで出場する軽井沢町の中田裕美さん(31)が10日、藤巻進町長を表敬訪問し意気込みを語った。
中田さんは、長野ろう学校高等部3年で砲丸投げを始めた。昨年のアジアパラ競技大会(韓国)では10.17mで銅メダルを獲得。今年5月の選考会で10.05mの記録を出し、代表に決まった。自己ベストは今年7月「日本パラリンピック陸上競技選手権大会」(大阪市)で出した10.26m。
練習は、佐久総合運動公園陸上競技場で週3日行い、それ以外の日も自宅の庭で投げる姿勢などを確認。陸上競技が行われるエクアドル・ラタクンダ市は標高2700mの高地ということもあり8月に、他の陸上競技の選手と千畳敷を登山するなど合宿を積んだ。
中田さんは「11mを超えてメダルを穫りたい」と語ると、町長は「環境が違うから体調に気を付けて頑張って」と激励した。
INASグローバルゲームスは52の国と地域から選手1000人以上が集まる知的障害者の世界最高峰の総合国際大会。好記録を出すと、2016年のリオパラリンピックの出場権を得られる。陸上のほか、水泳、卓球、フットサル、バスケットボールなど9競技を行う。