6月26日オープン「土屋鞄製造所 軽井澤工房」 限定のランドセルも
オリジナルのランドセルや革鞄などを製造・販売する「土屋鞄製造所(本社:東京都足立区)」は6月26日、軽井沢町発地に店舗併設のランドセル工房をオープンする。「宣教師に見出され日本の文化と融合した軽井沢の歴史が、西洋の鞄文化を受け継ぐ同社の思いに通じる」と同地を選んだ。22日にメディア向け内覧会があった。
施設の名称は「土屋鞄製造所 軽井澤工房」。建物は延床面積1360㎡(敷地面積11500㎡)。工房はガラス張りで庭から製造風景を見学できる。従業員はパートを含め工房に60人、店舗に10人で、半数以上は現地で採用した。
全国21店舗目で県内は初出店。4種のランドセル(牛革、コードバン、人工皮革、ヌメ革)のほか、大人向けの革鞄、小物などを販売する。同店のみで販売するランドセル「軽井澤」(14万円)は高品質の牛革を使い、留め金具の原型はジュエリー職人がデザインした。
土屋鞄製造所は1965年、創業者の土屋國男さんが自宅兼工房で立ち上げて今年で50周年。土屋さんは「軽井沢という素晴らしい環境の中で、ものづくりできることに感謝したい。お子さんに工房で働く人の姿を見学してもらい、自分のお父さんやお母さんが働いている姿を想像し、感性を養う場にしてほしい」と話していた。
店舗は9月まで毎日営業予定で、開店時間は10〜18時。工房は店舗の営業日に見学できるが、9月までは日曜と隔週土曜、お盆時期などは休業する。問い合わせはTEL0267-44-6081(土屋鞄製造所 軽井澤工房店)※TELは6/26より開通。