花やバレリーナモチーフに50点 ロシア出身画家、日本初の作品展開催中
ロシア出身の画家ラブレンティ・ブルーニさんの作品展「震える魂〜花とバレリーナ」が7月27日まで、軽井沢ニューアートミュージアム1階のギャラリーで行われている。ブルーニさんの絵に興味を持った同ミュージアムの関係者が話を持ち掛け、日本では初めてとなる作品展が実現した。
練習着姿でつま先立ちするボリショイ劇場のバレリーナなど、今展のために描いた新作は9点。他にも、絵の具を厚塗りして無数の赤い花びらを立体的に表現した作品など計50点の油彩・水彩を展示している。ブルーニさんにとって花というモチーフは、心の感情を表現する手段の一つ。自然に咲く花ではなく、自身の内面にある花の姿を描いている。
会場を訪れたブルーニさんは「バレリーナは幼い頃から厳しいトレーニングを積み重ね、外見はもちろん、内面の美しさに磨きをかける。手をかけるほど、美しく育つのは花も同じ。内面から湧き出るバレリーナの美しさを感じてほしい」と話していた。TEL0267-46-8691(軽井沢ニューアートミュージアム)
(写真:作品の前に立つラブレンティ・ブルーニさん)