軽井沢高校美術部「逆境少女」たちの展示会始まる
軽井沢高校美術部(カルビ)初めての単独の展覧会「逆境少女ーカルビのカルビエンナーレ」が4月1日、軽井沢千住博美術館ギャラリーで始まった。14年度の部員の作品を中心に、武蔵野美術大に進学した卒業生や顧問ら11人が作品を出品。油彩、アクリル、立体造型、空間アートと個性豊かな作品が並ぶ。今年7月の全国総合文化祭に県代表として出品される作品もある。
軽井沢高校美術部は2013年4月、美術の斉藤篤史先生が同校に赴任し、部員ゼロの「開店休業」状態だった同部を再始動。入部しても部員がすぐに辞めてしまったり、冬の気温-10℃の中での創作活動と、逆境の中で活動を続けてきたという思いから、生徒が展示のタイトルを決めた。
展覧会ディレクターを務めたのは、14年度の部長で、3月に卒業した土屋萌さん。「高校生でもやれる、というところを観てもらいたい」と来場を呼びかけている。展示は6月28日まで。開館時間9時半~17時。入場無料。