ソチ五輪金メダルチームなどが、軽井沢の子どもカーラーに手ほどき
12月18日開幕の「軽井沢国際カーリング選手権大会」に出場する世界のトップチームと、地元の小中学生らが所属する軽井沢カーリング少年団が17日、軽井沢アイスパークで交流した。カナダの男女、スイス男子、ロシア女子チームが、40人の子どもたちにストーンを投げるフォームや、氷の表面をブラシでこするスイープなどを教えた。
軽井沢中学の女子はソチ五輪の金メダリスト、カナダ女子チームと交流。ストーンを投げる姿勢で40cmほどの隙間を通り抜ける練習を行い、どこにもぶつからなかった子どもは、選手とハイタッチするなどして喜んだ。
軽井沢中部小2年の上野美優さんは「世界のトップ選手でも基本を大切にしている。目標にしたい」。カナダ女子チームのリード、ドーン・マキュウェンさんは、軽井沢の子どもの印象について、「きちんと話をきいてくれるし礼儀正しい。この子たちには明るい未来が待っていると感じた」と話した。
この日は、大会を翌日に控え、出場チームのうち男子4、女子5チームのスキップが参加する記者会見もあった。SC軽井沢クラブの両角友佑さんは大会に向け「地元の皆さんが最後まで楽しめるよう、決勝まで残りたい」。中部電力の藤沢五月さんは「強豪国が揃う中、どれだけ日本チームが食い込めるか注目してほしい」。カナダ女子のスキップ、ジェニファー・ジョーンズさんは「第一に大会を楽しむこと。そしてチャンピオンを争いたい」と意気込みを語った。
同大会は1998年の長野オリンピックで軽井沢がカーリング会場になったのを記念して開催。16回目の今大会から、アジアで初めてワールドカーリングツアーに参加。国内外より男子15、女子12のチーム出場する。18〜20日は予選、21日に準決勝、3位決定戦、決勝を行う。観戦は無料。