職人手作りのランドセル、工房を2015年初夏オープン
土屋鞄製造所(本社:東京都足立区)がこのほど、店舗併設のランドセル工房「土屋鞄製造所 軽井澤工房」を2015年初夏、発地にオープンすることを発表した。土屋鞄製造所は1965年創立で、オリジナルのランドセル、革鞄、小物の製作・販売を行い、現在8都府県に19店舗を構える。
軽井澤工房は敷地面積約9900㎡、延床面積約1230㎡。コンセプトは「親子の思い出づくり工房」。「人生に一度きりのランドセル選びを、より特別な思い出にしてほしい」と、庭からランドセルの製造過程を見学できる作りになる。ショップではランドセルのほか、大人向けの革鞄、小物なども扱う。ランドセル職人や店舗スタッフなど、約40人を現地で採用する予定だ。
同社の広報担当者は、新工房の設置場所に軽井沢を選んだ理由について「西洋の宣教師に見出され日本の文化と融合した軽井沢の歴史が、西洋の鞄文化を受け継いで鞄づくりを続ける土屋鞄と共通する」。軽井沢は土屋姓が多いが「偶然です。関係は特にありません」と話していた。
(写真左:創業者の土屋國男さん。右:軽井澤工房のイメージイラスト。)