アジア初、軽井沢国際カーリングがワールドツアー大会に

 12月18日に軽井沢アイスパークで開幕する「軽井沢国際カーリング選手権大会」の実行委員会が11月13日、風越公園総合体育館で記者発表会を開いた。16回目を迎える今大会から、アジアで初めてワールドカーリングツアー(WCT)に参加することなどを発表。大会実行委員長の柳沢俊彦さんは「国内のチームには、世界のレベルを知って技術向上の場にしてほしい」と話した。

 大会には国内外より男子15、女子12のチームが参加。女子はソチ五輪金メダリストのカナダ、世界選手権金メダリストのスイスが出場。男子も世界選手権3位のスイス、4位のカナダの参加が決まった。地元軽井沢から、男子は世界選手権5位の「SC軽井沢クラブ」のほか、「軽井沢CC」「長野県CAJr.」、女子は日本選手権4連覇中の「中部電力」が出場する。賞金総額は前年の200万円から500万円に増額される。
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 WCTは1992年にスタートし、これまで男子は年間約60大会、女子は約40大会が、北米、欧州で開かれている。入賞するとポイントがつき、世界ランキングが決まる。日本のWCT運営責任者の小林宏さんは「世界のトップカーラーが真剣な戦いができる大会を日本でも開くため、昨年から交渉を続けてきた」とWCT参加の経緯を説明した。

 会見には選手の代表として「中部電力」の藤沢五月さんも出席。「世界でも限られたチームしか出場できないワールドツアーが、軽井沢で行われることを嬉しく思う」。ソチ五輪のチャンピオン、カナダチームが出場することについては「信じられない。決勝で戦えるといい」と話していた。

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