「具体」の魅力に迫る ニューアートミュージアムで「具体人」展

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 軽井沢ニューアートミュージアムでは、10月1日から「具体人 in Karuizawa」展を行っている。11月5日に開かれたレセプションでは、同企画展で作品を展示している作家や、展示会監修者らが会場に駆けつけた。
 監修者のひとりの本江邦夫さんは、1954年に芦屋で結成された前衛芸術グループ「具体美術協会」について、「海外では盛んに研究されているが、日本本来の『具体とは何か』、を考えていく必要がある」と話した。1961年に「具体美術協会」の会員となり、1972年の解散まで在籍した向井修二さんは、自身の作品について説明をしながら、「『わかる』、『わからない』ではなくて、『好き』か『嫌い』か、で見てください」とコメントした。
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 1955年に具体メンバーに加わった鷲見康夫さんは、美術館一階の一角を利用してパフォーマンスを披露。そろばんなどを使って作品を仕上げていくダイナミックな姿に、参加者は時おり歓声を上げながら見入っていた。
 同企画展では、「具体美術協会」創設者の吉原治良の作品を始め、現在も精力的に活動を続ける上前智祐や名坂有子、名坂千吉郎などの作品を展示。来年以降は前川強や松谷武判などの作品を展示予定。

具体人 in Karuizawa
期間:開催中〜2015年9月23日(水)
料金:一般1500円
問い合わせ:TEL0267-46-8691

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