大雪に備え、町購入の除雪機19台各地区へ

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 軽井沢町が購入した19台の除雪機を各地区へ引き渡す貸与式が11月21日、町役場の駐車場で開かれた。貸与を受ける地区の役員らが参加し、使い方の指導を受けた。

 除雪機は中軽井沢に6台、新軽井沢に5台のほか、三ツ石、上発地、風越団地、つくしヶ丘、塩沢、南ヶ丘、星野、油井に各1台ずつ貸与。道路の歩くスペースを確保するために使用する。町が各地区に除雪機が必要かどうか問い合わせ、主要道路2kmにつき1台となるよう割り振った。

 除雪機はヤナセ製の「スノースロワーY8-11GX」(定価70万7400円)。小型の手押し式で、除雪幅は80cm。最大で1時間65トンを除雪する。19台の購入総額は912万9348円。各区の公民館や民家の空き倉庫などで管理し、燃料のガソリン代は区で負担する。

 貸与式のあと、ヤナセの担当者が使い方や注意点などを説明。「雪と一緒に石が飛ぶことがあるので、周りに人がいないか十分注意して」などと指導した。中軽井沢区の中で地区の班長を務める渡辺政男さんは「昨シーズンの豪雪のことがあるので、除雪機があるのは心強い。区の人たちにも使い方をしっかり伝えたい」と話した。

 軽井沢では今年2月、99cmの積雪を記録。主要道路では多くの車が立ち往生し、全面通行止めとなるなど混乱を招いた。歩道でも除雪が間に合わず、町内小中学校は3日間休校した。

塩田家具

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