長年の多頭飼育に終止符  270匹越える犬・猫を保護

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 借宿地区で長年に渡り犬猫の多頭飼育をしてきた犬繁殖業者(元ブリーダー)が、所有していた犬244匹、猫31匹の飼育放棄に同意した。
 元ブリーダーは劣悪な環境で犬猫を繁殖させ続け、2006年には長野県佐久保健福祉事務所が犬56匹を引き取り指導を試みてきたが、状況は改善されなかった。軽井沢を中心に、保護犬の里親探しの活動を行う団体「軽井沢ドッグレスキュー」の約3年間にわたる働きかけにより、元ブリーダーは犬と猫全頭の飼育放棄に応じ、10月7日から20日の間に同団体と佐久保健福祉事務所がほぼ全ての犬と猫を保護した。
 約8割はチワワなどの小型犬で、バーニーズなどの大型犬もいた。現在県内の保健所や保護団体などが一時的に預かっているが、約80家庭の里親がすでに見つかっており、引き続き譲渡活動が続けられる。「最初に敷地に入った時、ケージの中の犬達が『早くここから出して』と目で訴えていた。行政とボランティアの方々のおかげで保護することができた」と軽井沢ドッグレスキュー代表の徳間寿美子さん。
 11月9日には、「犬猫譲渡会」が佐久保健所などの主催で行われ、今回保護された犬も集まる。場所は佐久合同庁舎犬舎前、時間は12時から14時まで。TEL0267-63-4191(佐久保健福祉事務所)

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