「町の変化知ってほしい」 地域ボランティアが地図作成
自然環境の保全に取り組むボランティア団体「軽井沢サクラソウ会議」が、1912年から1997年の軽井沢の土地利用の変遷が分かる5枚の地図を公開した。町の土地利用の変化を把握するために作成した。
国土地理院が発行する1912年、1937年、1952年、1962年、1997年の5万分の1地図を主な資料とし、地元住民への聞き取り調査も行った結果、作業期間は3年に及んだという。地図記号をもとに、土地利用を針葉樹、集落、別荘地など11種類に分別。1912年は全体の16.5%だった広葉樹が、1997年には19.4%を占めていたことや、12年に0.3%だった別荘地は97年に7.0%まで増えていたことなどが分かった。
「自分たちが暮らしているところがかつてどのような場所で、どのような変化を遂げたのかを知ってほしい。次に地図を作るときに、今よりも緑豊かな軽井沢になっていれば嬉しい」とサクラソウ会議の今城さん。地図は軽井沢町立図書館で閲覧できる他、同団体が1部500円で販売している。
サクラソウ会議 TEL0267-48-3512