石尊山登山の心境を詠まれた天皇陛下御製碑、追分に完成

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 軽井沢町は7月20日、追分駐車場の一角に建立した天皇陛下御製碑の除幕式を開いた。藤巻進町長ら6人の手で幕が引かれると、町役場や議会関係者ら約80人の参列者から拍手が起こった。

 御製は「長き年の 後(のち)に来たりし 山の上(へ)に はくさんふうろ 再び見たり」。
 天皇陛下は2010年8月、軽井沢でご静養中に秋篠宮同妃両殿下、眞子内親王殿下とともに、30年ぶりに石尊山に登頂。山頂に以前と変わらず、ハクサンフウロの花が咲いているのをご覧になった心境を詠まれた。

 御製を彫った御影石を、高さ2m20cm、幅2mの浅間石にはめ込み、15の浅間石を組み合わせた台座の上に設置した。建立費は384万円。
 
 町長は「天皇陛下の慈しみを忘れることなく、後世に伝えていけるものになったと思う」とあいさつ。揮毫を担当した町内在住の書家、田所桂華さんも除幕式に出席。町が軽井沢病院の敷地に2003年に建立した、皇后陛下御歌碑も揮毫した田所さんは「両陛下の御歌を揮毫させて頂けたのは大変名誉なこと」と話していた。

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