グアムの交換留学生5人を観光客役に、軽井沢高校で英語のロールプレイ
ロータリークラブの交換留学生として軽井沢町に滞在しているグアムの高校生5人が軽井沢高校に体験入学し、6月19日、3年生の「グローバルスタディコース」の授業で、英語を使ったロールプレイ(役割演技)に参加した。本年度から必修科目に加わった「観光」の授業で、英語の観光ガイドなどを行う「軽井沢ガイドサービス」の通訳案内士、永島千絵さんが特別講師を務めた。
ロールプレイは、軽井沢の土産店で外国人観光客が買い物する場面を想定した。グアムの高校生が外国人観光客、軽井沢高生がショップスタッフと通訳者の役を担当。「Tシャツはありますか」「白と青があります」といったやりとりを、通訳役の生徒が訳して思いを伝え合った。
会話の最後には、グアムの生徒が「ところで」に続く独自の質問を用意。「この辺りで泳げるところはありますか」「軽井沢は冬に雪が降りますか」といった予期せぬ質問も、生徒が上手く訳して対応した。
授業後、軽井沢高校の大井千華さんは「ネイティブの人と話せる機会があるのは嬉しい」。グアムの生徒からは「グアムの日本語の授業でも、先生にロールプレイの方法を勧めてみたい」との声も。永島さんは「予期せぬ質問にも堂々と対応していた。度胸がある」と話していた。
軽井沢とグアムのロータリークラブは1972年から姉妹提携を結び、毎年3月と6月に生徒が行き来している。今回、軽井沢を訪れているグアムの生徒は16~17歳の男女で、14日から24日まで町内に滞在する。