中部小敷地内に放課後子ども教室を備えた児童館 来年4月の開館目指す
軽井沢町は5月21日夜、放課後子ども教室の役割を備えた中地区児童館(仮称)建設工事の説明会を軽井沢中部小学校で開いた。6月に着工し、2015年4月1日の開館を目指している。
建設場所は中部小敷地内南西に位置する、児童が田植え実習に使用していた田地。建物は木造平屋で、延べ床面積は約743㎡。遊戯室や図書室などを備え、162人が一堂に会して宿題ができる。児童館建設にかかる予算は約2億1千万円。施工業者は6月中に入札によって決まる。
児童館の利用時間は4~8月が10時~18時、9~3月が9時~17時。放課後子ども教室は、児童の下校時間から18時までで、両親が就労の場合は19時まで利用できる。
児童館新設にあわせ、同館駐車場に通じる学校北側の町道八代線の拡幅工事も実施。現在の車道幅3.4~3.7mから6mに広げ、車がすれ違えるよう整備する。
この日の説明会には児童の保護者や周辺住民ら約20人が参加。質疑応答で、ある男性は「資材搬入などで通行できなくなるときは、事前に日時などを周知しほしい」と要望。町は「誘導員を配して、安全第一で進める。周知は良い方法を考える」と応じた。
町は昨年度、中地区南児童館に放課後子ども教室を備えた建物を新設予定だったが、中部小PTAから「学校敷地内で建設を」との要望があり計画を見直した。中地区南児童館は、2015年3月で閉館し、跡地は子どものための施設になる予定だが、詳しくは未定。
(写真右上:児童館の建設予定地。写真左下:拡幅工事が行われる町道八代線。)