「ルイザちゃんが守ってくれる」町内デザイナー、新一年生にリフレクター寄贈
軽井沢町在住のアートディレクター宮川ヒロミさんが4月23日、児童の交通事故防止のため、町のキャラクター「ルイザちゃん」をモチーフに作った、キーホルダー型のリフレクター(反射材)を3小学校の新一年生162人に寄贈した。「ルイザちゃんが事故から守ってくれるので、いつも身につけてください」と、デザイナーの妻昌子さんとともに、まず訪れた軽井沢東部小で、一年生22人の代表児童に手渡した。
リフレクターは若草色を基調に、Vサインした「ルイザちゃん」をデザイン。光に反射する加工が両面にしてあり、自動車のロービームだと150m、ハイビームなら250m手前からも認識できるという。
宮川さんは2年前に群馬県前橋市から軽井沢町へ移住。軽井沢町観光協会が制作した、読書やカーリングのポーズをとるルイザちゃん人形のデザインも担当した。デザインを学びに訪れた北欧諸国は、冬の日照時間が極端に短いため「子どもたちは、暗い中で反射材をつけて外で遊んでいた」と宮川さん。軽井沢も街灯のある大きな通り以外、夜は真っ暗になる場所がほとんどだが「住み始めて、それが軽井沢の良さとわかった。暗い中ではドライバーに自分の存在を認識してもらうことが大切」と昌子さんが続けた。夫妻は新一年生へのリフレクター寄贈を毎年春に6年間続ける予定だ。
(写真右上:軽井沢東部小の新一年生を前にリフレクターの説明をする宮川さんと妻の昌子さん)