7月軽井沢公演の都内男声合唱団 「大槌町支援の一助に」カンパの寄付を約束
軽井沢大賀ホールで7月31日に公演する男声合唱団「アンサンブル・ステラ」の役員10人が4月16日、軽井沢町役場や町内の小中学校を訪問した。町や町内の小中学校が支援を続けている東日本大震災被災地の岩手県大槌町のために役立ててほしいと、公演で集まったカンパを寄付することを約束した。
「アンサンブル・ステラ」は、西東京市で2004年に結成された男声合唱団で、60〜80代のメンバー約50人で活動。上田高校出身者が5人いるほか、県内に勤務経験があるなど、長野県にゆかりの深いメンバーが多い。2012年の「シニアコーラス東京フェスティバル」では、準優勝にあたる東京都知事賞を受賞している。
毎年、都内で定期演奏会を開いているが「10周年公演は、憧れの軽井沢大賀ホールで」と、昨年から準備を進めていた。公演当日は、東京から来場者用の無料バスを運行。既に320人の予約が入り、手配するバスは7台になる見込みだという。バスの中や公演後に大賀ホールのロビーで募ったカンパを、大槌町支援のため資源回収などに取り組む町内の小中学校に寄付する。
公演では「落葉松」「信濃の国」など軽井沢や信州ゆかりの曲をはじめ、ビートルズのナンバーなども歌う。「軽井沢女声コーラス」や「御代田町少年少女合唱団つばさ」とも共演。合唱団の代表で上田市出身の倉島彰さんは「男性だけの合唱団は珍しいと思うので、ぜひ地元の方にも聞きにきてほしい」と話している。
公演は14時開演。無料だが、同ホールなどで配布する入場整理券が必要。問い合わせはTEL042-427-5032(小島恕雄事務局長)まで。