フィリピンでのボランティアを高校生らが報告
フィリピンで医療支援などを行う「フィリピン医療を支える会 ハローアルソン」は3月29日、エコールみよたで「第13回フィリピン医療アクティビティ発表の集い」を開き、今年2月7日から10日まで行った現地活動を報告した。
同会は2011年より毎年フィリピンで物資支援や歯科治療のボランティアを行っている。今年は歯科医師25名や高校生38名など合計101名が参加し、4日間で歯ブラシやタオルなど1100人分の物資を配布、1616人の患者治療を行った。報告会には333名の聴衆が集まり、歯科医師や高校生らによる活動内容などの発表に耳を傾けた。
抜歯ブースで歯科医のアシスタントをした長野県小諸高等学校の毛見朱里さんは、「今回のボランティアでは、言葉で表現できないくらいの衝撃を受けた。痛い治療の後でも『ありがとう』と言って帰っていった患者さんの笑顔が印象的だった」と感想を話した。
会長の林歯科診療所・林春二さんは、報告会の最後に「しがない歯医者がこの活動をも毎年続けられるのは、今この会場に来て下さっている方々の支援のおかげです」と語り、今後の支援を呼びかけた。
同会では2015年のフィリピンでのボランティアに参加する高校生を募集する。フィリピンに届ける歯ブラシ(未使用)、タオル、石鹸も随時集めている。
問い合わせTEL0267-32-3613(林歯科診療所内 ハローアルソンフィリピン医療を支える会)