岩手県大槌中の生徒考案の菓子セット、軽井沢中学コンサートで完売

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 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の特産品をセットにした「大槌中・夢パック」が3月22日、軽井沢中学校吹奏楽部のコンサート会場となった軽井沢大賀ホールで販売された。

 同パックは、地元の商業振興につなげようと、大槌中2年生が発案。地元の菓子や海産物など、生徒自身が詰め合わせ内容を考案し、商品紹介のパンフレットやラベルを作成した。詰め合わせは4種類あり、「しおかぜセット」「おなかにひびけセット」など名前にも工夫を凝らした。

 会場で販売されたのは、サケの形をした「さけ最中」と三陸の塩を使った「三陸はまぎくフィナンシェ」の菓子を詰め合わせた「はまぎく&さけちゃんセット」。取り寄せた80個のうち、60個を会場で売り、20個は軽井沢中学が購入した。販売を担当した軽井沢中副生徒会長の宇野日南乃さんは「少しでも大槌町の役に立ったなら嬉しい」と話した。

 軽井沢町は、震災後にボランティアを派遣した縁もあり、大槌町を継続的に支援していくことを決めている。昨年11月には軽井沢町の小学生が大槌町を訪問した。

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