レストランの味を小学校で 町内シェフによる料理実習
軽井沢泉の里のホテル「ロンギングハウス」のシェフ加藤俊之さんとパティシエの島村菜つ子さんが2月14日、軽井沢東部小5年生の総合学習の授業で、食育も兼ねた料理実習を行った。東部小の先生が1月に、同ホテルのレストランで新年会を行ったのをきっかけに交流が始まり「プロの仕事を児童に間近に体験してもらおう」と初めて企画した。
料理したのは「信州産リンゴのスムージー」「彩り野菜のサラダ」「ハンバーグステーキ」「ブロッコリーとゆで卵のサラダ」「キャラメルプリン」の5品。加藤シェフが示した手本をもとに、児童は野菜を切り分けたり、ハンバーグをこねたり、盛りつけに奮闘。ご飯は昨年、5年生が田植えから収穫まで行った発地の米を使った。
料理を食べた児童からは「おいしい」の歓声が上がり、ハンバーグに箸を入れた竹田陸杜君は「めっちゃ肉汁が出る」。森角大輝君は「自分たちで作ったのにレストランで食べているよう。家でも作ってみたい」と笑みを浮かべた。小学校で料理を教えるのは初めてだった加藤シェフ。「子どもたちのパワーがすごくて、元気をもらいました。またやりたいですね」と話していた。