「雪も祝福」県内出身カップル、思い出の聖パウロ教会で公開挙式
公募で選ばれたカップルの公開挙式が2月9日、聖パウロカトリック教会であった。軽井沢ウィンターフェスティバルを締めくくるイベントとして、同実行委員会と、町内のホテルや結婚式場からなる軽井沢ウエディング協会の共催。5回目となる今年は、県内外から20組の応募があった。
式を挙げたのはともに東京に住む大学院生で、御代田町出身の人羅勇気さん(26)と筑北村出身の今村菜津子さん(26)。2人は中学の同級生で、大学2年から交際。旅行に訪れた軽井沢の聖パウロ教会で、たまたま行われていた結婚式を見て「いつか幻想的な雰囲気のこの教会で式を挙げたい」と思い描いた。
式には2人の家族や友人のほか、町内の結婚式場を巡るブライダルバスツアーの参加者ら約120人が参列。2人は結婚証明書にサインをし指輪を交換。参列者は『いつくしみふかき』の歌やライスシャワーで祝福した。
人羅さんは「こんなに大勢の方に祝福されるとは。また一つ、軽井沢に特別な思い出ができました」と喜びの笑み。前日の8日、軽井沢では今冬一番の31cmの積雪があったが、この日は晴天。菜津子さんは「雪も祝福してくれているよう」と喜んでいた。