生徒、教職員、保護者の三者 よりよい軽高を目指し議論

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 軽井沢高校は12月18日、生徒、教職員、保護者の代表者が集まって、よりよい学校作りを目指して話し合う「三者でつくる軽高会議」を開いた。生徒会が事前に、校内の問題点や学校に対する改善要望について、全校生徒に向けアンケートを実施。その結果をもとに生徒会役員が、ゴミ拾いや募金などのボランティア、部活動の活性化、学習環境整備の3項目を今回の議題にとり上げた。

 会議には生徒、教職員、保護者の三者に、学校評議員を加えた30人が参加。生徒は東日本大震災の被災地への寄付金を集めるため「学校や家庭で出るアルミ缶を持ち寄って換金できないか」と提案。すると、保護者からは「考えは素晴らしいが、電車で通っている生徒も多い。寄付金を集めるなら他にもやり方があるはず」という声が上がった。

 また、体験入学に訪れる中学生に対し「部活動の体験をしてもらうのはどうか」という提案に、学校側はケガをした場合の保険などの問題点を述べ「今は部活動の様子を自由に見学してもらっているが、生徒会役員が各部活動を案内すれば、中学生も良い印象を持つはず」と答えた。

 会議を終え、同校2年の生徒会長坂本雄大さんは「今回出た意見を生徒会に持ち帰って検討し、学校がよりよくなる活動につなげたい」と述べた。

 同会議は1999年より年2回ずつ開催し、今回で30回目。これまでにもスクールバスの運行や国道18号の街灯増設、町内の小学校との交流など、同会議で上がった生徒の提案から実現に至った事柄も多くある。田澤直人校長は、同会議が果たす役割について「生徒自身が学校内の問題点を挙げ、改善に向け動くことで、学校も良くなるし、生徒の自己有用感の育成にも繋がっている」と話した。

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