町役場駐車場に“エコ融雪”システムを設置
12月5日、軽井沢町役場駐車場の急速充電器のスペースに、“地中熱ヒートパイプ融雪システム”が設置された。これは、新潟市に本社があるジオック技研が、軽井沢でも地中熱利用で凍結防止が可能か実験するため、役場に相談し場所を借りて行ったもの。内部を真空にして作動液を封入した金属パイプを地下へ通し、加熱することで蒸気が上下して熱を放出、地面を暖めて雪を融かす。「パイプの深さは施工地により異なるが、一般的に地下10~20m程度で、軽井沢は寒いので18mとしました」と社長の横山さん。その効果は2月にはわかるという。設置に費用はかかるが、100%地中熱を利用するので、ランニングコストは一切かからず半永久的に作動する。町役場総務課長補佐の工藤朝美さんは「町では新エネルギーの導入を積極的に考えているので、軽井沢で実現可能なら公共施設に設置することを検討したい」と話した。