戸締まりやガスの元栓をチェック 別荘防犯診断始まる
軽井沢警察署と軽井沢町別荘管理防犯組合は11月27日、本格的な冬シーズンを前に、別荘の一斉防犯診断を始めた。別荘荒らし被害や火災の防止のため12月10日まで、署員や組合員延べ約300人が参加し戸締まりなどを点検する。
見回るのは「防犯診断不要」の届けがあった別荘を除いた約12000軒。「戸締まりができているか」「窓や水道設備に破損がないか」「部屋の電気が付いていないか」一戸ずつ診断する。問題がなければ「防犯診断済み」を知らせるシールを玄関付近に張りつけ、問題が見つかれば、管理人などを通じ別荘所有者に報告する。
初日の27日は、レイクニュータウン別荘管理事務所前で開始式を行ったのち、署員ら約40人が別荘診断へ向かった。同署生活安全課の担当者によると、今年は「庭が荒らされた通報はあったが、別荘内に侵入した被害は寄せられていない」という。
五明利雄軽井沢署長は開始式のあいさつで「別荘の方は、草木一本一本を大切にしている。不用意に踏み荒らしたりしないよう注意して回りましょう」と話した。