騒音苦情受け、北軽井沢の音の鳴る道路撤去へ

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 群馬県は11月20日、軽井沢町から群馬県長野原町へ向かう国道146号の一部区間にある、自動車で走ると音の鳴る道路「メロディーライン」を撤去した。道路はドライバーの居眠り防止、スピード抑制に効果的で、観光客には「音楽が聞こえて面白い」と好評だったが、設置直後から近隣の複数の別荘住民などから「音がうるさい」などの苦情が寄せられていた。

 道路は路面の溝によって走行音が聞こえる仕組みで、2012年7月に約1500万円をかけて整備。法定速度で走ると『おお牧場はみどり』の旋律が聞こえた。苦情を受け、2012年8月と、2013年4月に約400万円をかけて、路面の溝を浅くする工事をしたが効果はみられず、9月下旬に廃止が決まっていた。撤去には約500万円がかかった。

 群馬県県土整備部の担当者は「残念に思っているが、静かな環境を求めて来ている地元の方の意見は大切。やむを得ない」と話し、新たなスピード抑制の対策については「今のところ考えていない」と言う。

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