町民主体の自然エネルギー推進団体 勉強会を開催
軽井沢町で自然エネルギーの推進活動を行うKREA(軽井沢自然エネルギー協会 設立準備会)が11月7日、「軽井沢★未来のエネルギーをいっしょに考える勉強会」を軽井沢町中央公民館で行い、町民ら約30名が参加した。
KREAは定期的に勉強会を行っていた町内の有志者で、今年3月に立ちあげた団体。現在町民による太陽光発電所の建設を構想しており、2014年3月までに設備認定を受けることを目指している。その実現に向け、今回の勉強会を開催した。
勉強会は2部構成で進められ、前半では長野県内で自然エネルギーの推進活動を行っている自然エネルギー信州ネット事務局・小田切奈々子さんと、NPO法人上田市民エネルギー代表理事・藤川まゆみさんが講演を行い、国内外の地域主導型で行われている自然エネルギー事業の事例などについて話した。後半は参加者がグループに分かれ、「町内で町民発電所建設にふさわしい場所」と「発電所収益を地域に役立てる方法」をテーマにディスカッションを行い、グループごとに発表した。
参加者からは「使用されていないテニスコートやスーパー、ショッピングモールの屋根を活用できるのでは」、「得られた収益を災害対策や奨学金として活用できないか」など自由な発想の意見が出た。
KREA代表のケビン・マヤソンさんは「昭和48年に制定された『軽井沢町民憲章』にも書かれてあるように、町民である私達は世界に誇る清らかな環境、緑豊かな高原の自然を守っていかなくてはならない。
そのために軽井沢が自然エネルギー100%の町になることを目指さなくては。まずは町民太陽光発電所の建設が急務」と話した。