来年公開の映画『ゆずり葉の頃』軽井沢を舞台に撮影開始
来年公開予定の映画『ゆずり葉の頃』の撮影が10月19日より、軽井沢を舞台に始まった。『大誘拐』『助太刀屋助六』などの作品で知られる映画監督、故岡本喜八の妻で、映画プロデューサーの岡本みね子さんが初めて監督を務める。
出演は八千草薫さん、仲代達矢さん、風間トオルさん、岸部一徳さんら。町内では、軽井沢ニューアートミュージアム、珈琲歌劇、オーベルジュ・ド・スズキ、三度屋五寄庵、御代田町の真楽寺などで、25日まで撮影を行う。
岡本さんは20代の頃は放送作家として活躍。やがて、夫の喜八さんの作品を手伝うようになり、映画プロデューサーに。昨年喜八さんの七回忌を終え、「寂しくなってね、急に物語を書いてみたいと思った」と、初めてメガホンを取った理由について説明する。今回の作品については「人間のいいところを一生懸命みつめて、人の気持ちがゆったりする、お年寄りの童話集のような作品にしたい」と話した。
軽井沢ニューアートミュージアムのギャラリーでは12月25日まで、同映画の核となる作品を制作した画家の宮廻正明さんの展示会を開催している。
(写真は軽井沢ニューアートミュージアムで展示中の宮廻正明さんの作品)