大賞は木の枝が座面支えるスツール 新たな木のデザイン22点展示
脇田美術館が、カラマツを素材に新たな木のデザインを募集した[木のデザイン]公募展を11月25日まで開催している。国内外260点の応募の中から、審査を通過した22点の作品を展示中だ。
大賞に選ばれたのは、東京都の中島保久さん、麻友子さん夫婦が製作したスツール「コダチ」。4本の脚から枝が分かれて座面を支えるデザインで、審査員から満票の評価を得た。10月5日の授賞式で保久さんは「まさか僕たちが、という気持ち。意匠も構造もこだわり苦労したので嬉しい」。
町内からも、軽井沢彫を製作する一彫堂の木地師、関哲也さんが作った、カラマツの木をモチーフにしたつみきが入選。「私の3歳と5歳の子どもが、喜びそうなデザインを心がけた」と関さんは話した。
7人の審査員のうちの一人でデザイナーの川上元美さんは「作品ごとに切り口が違い、審査していて面白かったが、優劣つけるのは難しかった」と話した。
入館料は一般1000円、大学・高校生600円、中学生以下無料。TEL0267-42-2639(脇田美術館)
写真右上:作品を前にした中島さん夫婦
写真左下:関哲也さんの作品「カラマツのつみき」