緒方貞子さんらの対談やカーリング体験「さわやか軽井沢交流会」

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 軽井沢町は8月10日、町内の別荘住民と町民が親睦を深める「さわやか軽井沢交流会」を、4月に利用を開始した通年型のカーリング場「軽井沢アイスパーク」で開いた。昨年に続き2回目の開催で、300人を超える参加者が集まった。

 開会式に続き、国際協力機構特別顧問の緒方貞子さんと、元厚生労働大臣の小宮山洋子さんが対談。幼い頃より訪れている軽井沢について、緒方さんは「故郷に近い存在」、6月に軽井沢へ移住したという小宮山さんは「日本で一番好きな山は浅間山」(小宮山さん)と話した。

 対談テーマは「軽井沢と国際性」。緒方さんは「日本は整った国で、違った考えや価値感を持つ人が育ちにくい。多様性のある、活力ある国へ変われば、国際化にも繋がる」。一方、小宮山さんは「多様な人が集まる軽井沢だからこそ、みんなで知恵を出し合い、日本社会の国際化に向け発信できることがあるのでは」と投げかけた。
 
 対談を聞いた丸紅別荘地の田中夫妻は「とてもいいお話でした。多様性を育てる教育が軽井沢から広まるといい」と話していた。
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 この日は軽井沢少年少女合唱団のコンサートや、地元のカーリングチームの男子「SC軽井沢クラブ」、女子「中部電力」の選手とコーチが指導するカーリング体験も開催。野外のスケートリンクでは、軽井沢産の野菜を使ったサラダやトウモロコシなどが振る舞われた。

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