町職員50人参加、初めての図上防災訓練で対応を確認
軽井沢町は8月16日、災害時の対応を考える図上防災訓練を町中央公民館で行った。町の各課長ら職員約50人が参加し、次々寄せられる被害への対応、関係機関への協力要請など、災害時に職員がどう動くか確認した。
図上防災訓練は初めての実施で、町内に大きな被害をもたらした2007年の台風9号を想定。参加者は「統括」「総務部」「建設対策部」「住民対策部」など6グループに分かれた。「倒木で通行できない」「どこに避難したらいいか」「広い地域で停電が発生している」など、寄せられる情報を、書面で担当部署へ仕分けし、部署ごとに対応の仕方を確かめた。
訓練後の報告会では、「思考回路がフル稼働した」「今日参加していない職員も訓練するべき」と参加者。藤巻進町長は「今日の問題点を抽出して次に生かすことが大事。職員だけでなく、関係機関からも参加をお願いし、今後も訓練を続けていきたい」と話していた。