今年も雨降らず 第14回軽井沢ショー祭開催
8月1日(木)に、「避暑地・軽井沢」を見いだしたA.C.ショーをはじめとする先人を称える第14回軽井沢ショー祭が開かれた。午前中降り続いた雨も午後には止み、ショー記念礼拝堂前庭で式典が始まった。ボーイスカウト軽井沢第八団による日本、英国、カナダの国旗入場の後、参加者は聖歌を合唱し、A.C.ショーの胸像に献花を行った。実行委員長の中島松樹さんは挨拶で、「避暑地としての軽井沢が誕生して127年目。先人の残した涼やかな精神は私たちの心の中に残されている。その伝統を次世代に伝えていかなければならない」と話し、来賓代表の佐藤久男観光経済課長は、「A.C.ショーの功績と努力を称え、伝統を守っていかなくてはならない」と藤巻進町長の祝辞を代読した。軽井沢少年少女合唱団による合唱の後、最後は毎年恒例の「今日の日はさようなら」を参加者全員で斉唱した。
第2部のアフタヌーン・トークでは、日本聖公会歴史研究会会長の大江真道さんによる講演「日本聖公会中部地区100周年とJ.C.ロビンソンの生涯」が礼拝堂内で行われた。大江さんは明治時代の軽井沢を代表する写真を撮影したカナダ人宣教師J.C.ロビンソンの生涯などについて話した。