基本理念は「自然と文化が奏でる軽井沢」 町が2022年度までの将来計画を説明
軽井沢町は7月9日、今年度から2022年度までの、まちづくりの基本理念やビジョンを定めた第5次軽井沢町長期振興計画の概要説明会を町中央公民館で開いた。町民ら約40人が出席。町が制作した「計画策定までの道のり」をまとめた映像を流した後、藤巻進軽井沢町長が概要を説明した。
町は第1次(1973年~)から第4次(2003年~)計画までの行政主導だった策定方法を見直し、2010年より第5次の計画策定に向け、町民や別荘所有者向けのアンケートやワークショップを実施。軽井沢町の目指す方向などを探った。
計画では「自然と文化が奏でる軽井沢」を基本理念に据え、軽井沢を東、中、西、南と4つの区域に分けて地区ごとの町づくりのビジョンも定めた。ビジョン達成に向け8つの主要施策を上げ、17年度までの前期の目標を数値化。美しいまち並みを作るため、商店街などでよく見られるのぼり旗を0本に、公共施設の芝生化も11年の12000㎡から55000㎡に増やす。観光客数も11年の768万人から800万人、外国人宿泊客数も11年の17185人から5万人に増加させるなどの目標を決めた。
藤巻町長は説明の中で「先人がぶれずに築きあげてきたものを、一歩さらに進めて目標を達成したい」と話していた。
計画内容は町のホームページにも掲載している。