電気自動車の来館者、町の文化施設6館の入館無料に

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 軽井沢町は6月28日より一年間、二酸化炭素を排出しない電気自動車(EV)で軽井沢へ来た観光客に、町運営の文化施設の入館料を無料にする。

 無料となる施設は、重要文化財・旧三笠ホテル、(旧)軽井沢駅舎記念館、歴史民俗資料館、市村記念館、追分宿郷土館、堀辰雄文学記念館の6館。最初に来館した施設の窓口で車検証を提示すると、同乗者全員分の6館無料共通券(1カ月)をもらえる。各施設の先着20組には、コーヒーカップや絵はがき、レターセットなど、施設ごとのオリジナルグッズのプレゼントもある。

 町は2012年度、EV購入の補助制度を新設し、24時間無料で使える急速充電器を役場庁舎の駐車場に設置するなど、EVの普及促進に取り組んできた。急速充電器は、昨年11月8日の設置から5月末までの7カ月間に累計409回の利用があり、依田繁男企画課長は「予想以上の多さだった」。

 藤巻進町長は「EVで多くの人に軽井沢を訪れてもらいたいという思いから企画した。ただ、EVの充電環境はまだ十分に整っているわけではない。上信越自動車道などでも、もっと普及することを願う」と話していた。

(写真は軽井沢町のキャラクター・ルイザちゃんと、各施設のオリジナルグッズ)

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