グルメ楽しみ自転車で駆ける「グランフォンド軽井沢」 台湾からも22人参加
軽井沢町を発着点に新緑の中でサイクリングを楽しむ「第4回グランフォンド軽井沢」が、6月1日から2日間の日程で始まった。1日は、自転車やタンデム車で、地元の産品を味わいながら町内を走るグルメフォンドを実施。約600人の参加者が、旧軽井沢から中軽井沢、発地地区にかけて、町内40kmのコースを3~5時間かけて走った。
参加者はコース途中の2カ所の休憩所で、地元野菜を使ったサラダやミネストローネ、フランスパンなどを味わった。中には、自転車につなげたトレーラーに子どもを乗せて走る人や、アニメのコスプレに身を包んだ参加者も。東京都の鳥本秀延さんは今年初参加。「冬はスキーで何度か訪れたが、この時期の軽井沢は初めて。ぐるっと一回りできてよかった。途中で気になるそば屋とケーキ屋があったので、これから行ってみたい」と話した。
今回は、シンガポールの低コスト航空会社スクートなどが企画し、台湾からも22人が自転車持参で参加。軽井沢観光協会のビジョンである「美しい村」のロゴを入れたお揃いのユフォームを着て軽井沢を走った。台北市の范姜逸豪(ブリャン・ファンチャン)さんは、「美しい自然を楽しみながらゆっくり走れた。台湾の友人にも、日本を訪れたら観光先として勧めたい」と晴れやかな表情で話していた。
2日は、白糸ハイランドウェイから長野原町、嬬恋村を抜け、上田市から軽井沢へ7市町村を駆け抜ける125kmのコースで、約900人がエントリーしている。