軽井沢・プリンスSP、50店舗増設 第7期増床工事に着手
軽井沢・プリンスショッピングプラザを運営する西武プロパティーズは5月13日、2014年夏の開業を目指す、第7期増床工事の起工式を行った。プリンスホテルの小林正則代表取締役社長ら関係者約60人が参加し、工事の安全を祈願した。
増床計画によると、ウエストとイーストエリアの間に位置する「芝生のひろば」に、約8000㎡増床しショッピングエリアを新設。高級ブランドやペット、食品関連など、約50店舗を誘致し総店舗数を約240に増やす。増店舗面積、店舗数ともに、過去7回の増床の中で最大規模となる。
「施設の中で飲食できる場所が少ない」という要望に応え、飲食店と休憩スペースの入った約500席のフードコートを「味の街」の裏手に設置。駅南口を降りた玄関口にはインフォメーションセンターなどの入った新棟を建設するほか、ウエストエリアの土産店4軒が入った店舗棟を建て替える。
また、開業に合わせ、イーストとウエストの駐車場を結ぶ、相互通行可能な道路を整備。駅前を通らず、プリンス通りに出入りできる導線を作り、渋滞対策を行うことも発表した。
増床にともなう総事業費は約42億円。増床後はレジ客数800万人(2012年度755万人)、売り上げ400億円(同349億円)を目指す。軽井沢・プリンスショッピングプラザ支配人の北澤雄一郎さんは「2015年北陸新幹線開通も視野に入れ、北陸からも観光客を呼び込めるようにしたい」と話していた。
(写真は上:起工式の様子、中:新たなショッピングエリアのイメージ、下:フードコート内観イメージ)