軽井沢ラヴソング・アウォード 亡くなった友人を思い歌った「ママノリア」が大賞
軽井沢から21世紀の愛の歌を全国へ届ける「軽井沢ラヴソング・アウォード」のグランプリコンサートが2月10日、軽井沢大賀ホールで開かれた。10回目の今回は「Go Exite ~失うものはなにもない。」をテーマに全国から作品を募集。全139曲の中から選ばれた12曲がステージ上で演奏され、音楽プロデューサーら7人が審査した。
グランプリを受賞したのは、2007、09年の同アウォードで準グランプリを獲得した、東京都のミュージシャン滝沢毅さんのソロプロジェクト「ママノリア」。哀愁を帯びた受賞曲「星の声」(作詞・作曲:滝沢毅)は、病いで大切な友人を亡くし自分を見失いかけていたときに、ふと見上げた星空に着想を得て作った。
その友人は、滝沢さんが軽井沢町内のホテルに勤務していたとき(06~09年)の同僚で、コンサートが行われた2月10日は一年の命日。「軽井沢とは不思議な巡り合わせを感じる。彼がグランプリに導いてくれたの�� と思う」と、滝沢さんは喜びを噛み�� めていた。
演奏した12組の中には、翌日に軽井沢での挙式を控えたカップルのユニットも。�� 回りや寄り道をしても二人寄り添い歩んでいこうという思いを歌い、軽井沢町長賞を受賞した。ヴォーカルで作詞・作曲を手がけたjunjunさんは「正直グランプリをとりたかった」と話しつつも、表情はにこやか�� った。
審査員の一人で、音楽プロデューサーの松林天平さんは、コンサートを振り返り「バラエティーに富ん�� 曲が揃い、自由奔放な感じがよかった」と総評していた。