林の中で動物の痕跡探し、ホタルの生息地や釜ヶ淵へ 軽井沢高・?町内ツアー

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 軽井沢高・?国際文化科2年生の21人が11月15日、「国際コミュニケーション」の授業の一環で、町内各地の自然や歴史について学ぶツアーを実施した。 軽井沢野生動物問題・?究会クロス理事長で成城大学教授の打越綾子さんが案内役を務め、マイクロバスで町内5カ所を巡った。

 生徒は8月より、クロスが製作した「軽井沢森の詩カルタ」を通じ、軽井沢の自然や野生動物について学習。句の説明文の英訳なども行った。9月に町内で開いた英語キャンプで、打越さんがかるた製作の経緯などを説明し、一緒にかるた大会などを行ったことで交流が始まった。

 この日、まず向かった先は小瀬林道の国有林。薮が茂る山道を散策し、動物の痕跡を探した。クマがドングリやミズナラを食べたあとにできる熊棚を樹上に見つけると、打越さんは「クマは木の上で枝を折って、人間が焼き鳥を食べるように木の実を食べる」と解説。さらに、木の幹の低い部分で皮が剥がれているのを指し示し、カモシカが角を磨いた痕と説明。すると、落ちていた枝を・?に付けて木に擦りつけ、カモシカの真似をする生徒もいた。

 続いて一行は下発地のホタル生息地へ。6~7月には、たくさんのホタルが水路の上を飛び交うと聞いた生徒からは「ホタルいるの。見てみたい」との声も。打越さんは、ホタルはカワニナという巻貝を食べて育つことを説明。「毎年、地元の人が水路を掃除し、石灰石を流してカワニナが育つ環境を整えている」と話した。
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 他にもこの日は、カッパ伝説が残る釜ヶ淵や旧満州から戻った人々が開拓した大日向地区の昭和天皇巡幸記念碑、軽井沢町役・?の議・?も巡った。生徒のキンパン・アイリスさんは「クマやカモシカの痕跡を発見した森の散策は楽しかった。できれば、野生動物に会いたかった」と話していた。

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