マザーグースや馴染みの童話 細かく色づけ、独自の世界観を表現
イラストレーターのひらいたかこさんの作品を集めた企画展「マザーグースと童話展」が3月1日より、軽井沢絵本の森美術館で始まった。 イギリスの伝承童謡「マザーグース」、アンデルセンやグリ繝 などの「童話」、物語の恐い側面を描いた「幻想世界」と、館内を部屋ごと3テーマにわけて、ひらいさんの原画52点を紹介している。
ひらいさんは絵本や書籍を中心に、CDジャケットやカレンダーなども手掛けるイラストレーター。展示作品の中には「シンデレラ」や「ヘンゼルとグレーテル」など、馴染み深い童話の一・?面を描いたものもあり、カラーインクで細かく色づけし、独自の世界観を表現。原画のほか、創作の過程がわかる下絵、ひらいさんが旅先で描いたスケッチノートなどもあわせて展示している。
来館者の一人は作品を間近に観ながら、「細部まで描かれているので、ずっと眺めていられますね」と感心しきり。初日の3月1日は、ひらいさん自身も来館。「マザーグ-スを知らない人にも、楽しんで興味を持ってもらえると嬉しい」と話していた。
軽井沢絵本の森美術館は2009年に開いた「マザーグ-ス」をテーマにした企画展で、ひらいさんの作品を紹介したが、ひらいさん一人にスポットを当てた展示は今回が初めて。6月11日まで。開館は9:30~17:00。入・?料は大人900円、中高生500円、小学生以下無料。TEK0267-48-3340
写真は、作品について語るひらいたかこさん。