カラマツがすてきな家具に 木の文化を考えるデザイン展
森林の活用を願ってカラマツを邏 材に行われた「木のデザイン」公募展の受賞作品が、10月8日に脇田美術館で発表された。全国から応募のあった320点のうち、大賞に選ばれたのは長野市出身の小林啓伯さんの作品「kisori」。子供のころに触れた木の感覚を生かして作ったというこの作品は、変形に強いカラマツの特徴を知った上で、木材を微妙に反らした独特のデザインが評価された。軽井沢町在住の山田ワタルさんと藤森智香理さんの作品「からまつの林に入りて…」(左下写真)は、カラマツの形をモチーフにしたパーテーションで、こちらは入選を果たした。
入選作品は同日より脇田美術館で展示されている。「芸術を通して、日本の木の伝統や文化をもう一度みつめてほしい」と館長の脇田智さん。展示は11/25まで。TEL0267-42-2639(脇田美術館)