3/25 軽井沢が一夜で氷の世界に 雨氷で樹木の枝折れ被害も
3月25日朝、軽井沢の樹木や自動車などが雨氷で覆われ、氷の重みによる樹木の枝折れや倒木の被害が出た。千ヶ滝地区では昼11時半・?に、枝の重みで電線が切れ、中軽井沢駅周辺が約30分ほど停電。駅前交差点では警察官が手信号で車を誘導する光景も見られた。
しなの鉄道は架線が凍り電力の供給が困難なため 、小諸軽井沢間の運転を朝から15時過ぎまで見合わせた。今年は2月にも同じ理由で、3日間にわたり運転を見合わせたことがあり、同社上田営業所の担当者は「架線凍結による運転見合わせは過去10数年で3回ほど縺 ったが、今年は既に2回なので驚いている。御代田と信濃追分間の凍結が特にひどかった」。
長野地方気象台によると、雨氷は氷点下の空気の層の上に、暖かい空気の層がある逆転層の状態で雪が降ったときに発生。暖かい層を通過した雪が溶けて雨になり、下の冷たい層で過冷却の状態(0℃以下でも液体の状態)になった水滴が、地上にぶつかった衝撃で瞬時に凍結する着氷現象の一種。同気象台担当者は「軽井沢でも年に数回は発生する現象縺 が、これ縺 けの規模は稀」と話していた。