軽井沢風越学園9年生のチーム 金融・経済学習コンテスト優秀賞 月をテーマに探究
中・高・大学生を対象にした金融・経済学習コンテスト「日経STOCKリーグ」(日本経済新聞社主催)で、私立の幼小中混在校「軽井沢風越学園」のチームが中学部門トップの優秀賞を受賞した。同コンテストは、各参加チームが投資テーマや銘柄を考え、仮想の500万円をどういう配分で企業に投資するか決め、そのレポート内容を評価するもの。
受賞したのは、いずれも当時同学園9年(中学3年)生の米澤志咲さん、三浦佳音さん、荒浪遙望さんの3人のチーム。過去2回の挑戦で得た教訓から「問題解決型ではなく、発展型のテーマにしよう」と話し合い、「月面経済圏」をテーマに置いた。宇宙産業に取り組む企業や機関などの担当者に、月面開発の課題や宇宙産業の発達がもたらす影響などをインタビュー。「将来性」や「持続可能性」など独自の評価基準で15社を選出し、株式ポートフォリオを組んだ。
2月の結果発表中継は、同学園で見守った。各賞の発表が進むも全く名前が呼ばれず「どこがダメだったんだろうと反省会をしていたときに呼ばれたので驚きました。(同リーグに挑戦した)3年間の学びが実った感じがして嬉しかった」と荒浪さん。三浦さんは、今回の挑戦を通じ「文章の精度が上がってきている」と実感。「ストーリー性や一貫性など、論文を書くときに役立つと思う」と話した。
中学部門には全国から239チームが参加。風越学園からは5チームがエントリーし、3チームが二次審査を通過し入選した。