森村桂さん、浅間山麓に眠る
「天国にいちばん近い島」で知られる作家、森村桂さんの納骨式が7月19日、西軽井沢の向原霊園で行われた。森村さんが亡くなったのは平成16年9月だが、夫の三宅一郎さんが身近に置きたいと遺骨を自宅に持ち続けていた。三宅さんが亡くなった後、親族は長く生活していた軽井沢で二人を眠らせてあげたいと考えて場所を探し、樹木に囲まれたこの環境を選んだ。墓石には二人の名を刻み、その横には森村さんが描いた自画像とアリスの丘の文字、猫のプーさんのイラストを彫刻した石が置かれている。親族の犬伏雅士さんは「長年の読者やファンの方にも来て偲んでいただけたらと思っています」。ギタリストの原荘介さんが9月に東京で加藤登紀子さんとの「偲ぶ会」を企画している。