軽井沢ゆかりのアスリート 小学生に経験を伝える

 部活動の地域連携など、子どもとスポーツ環境のあり方を考える「子どもスポーツサミット」(主管:びわこ成蹊スポーツ大学)が6月26~28日、軽井沢大賀ホールで行われた。

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 26日は軽井沢ゆかりのアスリートによるトークショーがあり、町内の公立3小学校の高学年を中心に約200人が参加。パラアイスホッケー日本代表で軽井沢町出身の上原大祐さん、ソルトレイク五輪ハーフパイプ日本代表で町内在住の橋本通代さん、SC軽井沢クラブカーリング男子の栁澤李空さん、小泉聡さんが、事前に子どもたちから寄せられた声をもとに、それぞれの経験や思いを伝えた。

 みんなで仲良く楽しくやりたいという声に、上原さんは「スポーツは『する』『見る』『支える』『作る』の4つが重要。苦手な友だちがいたら、その子が活躍できるルールを作ってあげて」と提案。

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 専門のコーチに指導してもらいたいという声に、栁澤さんは高校生のときに、自分から声をかけてコーチを頼んだ経験を伝え、「本気で競技に取り組むのなら、自分で切り開いていくことも大事」と話した。

 2児の母親の立場から、橋本さんは「子どもがやってみたいスポーツを、(近くにできる環境がないなら)親も作っていかないといけない」。小泉さんは「好きなことをするには、家族やまわりを巻き込んでいくことになる。理解してもらえるように普段からきちんと生活して」とアドバイスしていた。

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