正しい歩き方、子どものうちに 御代田の小中学校で歩行計測
子どもに正しい歩き方を身につけてもらおうと、御代田町教育委員会が一般社団法人「レインボー・ウォーキング」(佐久市)と連携し、町内の小中学校で、全児童・生徒を対象に歩行計測会を実施している。9月7、8日は御代田南小学校の児童約600人を計測。背中と腰にセンサーを付けて約10m歩いて、バランスや体重移動の滑らかさなどを測定。転倒リスクの高さを0〜100で数値化した。この日採取したデータをもとに後日、各児童に合わせた歩き方改善の体操を理学療法士が指導する。
7日、計測を終えた3年生の男児は「今まで歩き方を意識したことがなかった。データを見るのが楽しみ」。レインボー・ウォーキング理事で、センサーを開発したマイクロストーン(佐久市)社長の白鳥敬日瑚さんは「子どもの頃にバランスのいい歩き方を身につけて、一生涯自分の足で歩けるからだ作りを目指してほしい」と話した。
子どもの背中と腰につけたセンサーで動きを感知しデータ化。一人ひとりの歩き方のクセを分析し、体操指導する。